【視覚アピールと適性波動の両面アプローチ。渓流シンキングミノーのど真ん中。】
水が音を立てて流れる渓流では、おとなしすぎる動きのルアーは、魚にその存在を気づいてもらえない。
だから流れの中では、ヒラ打ち、ダートなどのアピールアクションを演出できるミノーが主流となる。
しかし、ヒラ打ち系のミノーにも弱点がある。
それは、アクションとアクションの間に、たとえコンマ何秒といえ必ずポーズが発生すること。
鋭くアクションするミノーを激しく追尾してきたが、突然Uターン……ルアーという物体の動きが止まる一瞬の間で、野生に生きる魚に、口にしてはならない異物と認識されてしまうから。
渓流魚との駆け引きで頻繁に起こる現象だ。
こんな状況を打破するために、徹底的に鱒達の反応をテストしながらつくり上げたミノーが、ネルメッツォ50FS。
トゥイッチング、ジャーキングで流れの中で視覚に訴えかけ反応させる。
アクションの一瞬の間には、水に絡むように揺らめき、単なる物体が生命体「らしい波動」を発することで見切らせない。
視覚と側線(波動)の両方に働きかける要素を詰め込み、渓流における我々の釣りのど真ん中を行くシンキングミノー。
だからネルメッツォ(Nel mezzo)。
■ ボディ
丸鼻フェイスにボディのサイド面がややR掛かったセミフラットサイド形状。
ボディの厚みはペラっと薄いヒラ打ち特化型ミノーと比較すると厚めの約7mm設定。
ベリーのエッジに設けたくぼみは、ヒラ打ちやダートアクションでボディをひねるような動きの際に、イレギュラーな反射を起こすなど視覚的なアピールを生み出します。
また、沈下する際の水受け抵抗となり、自然な姿勢を長くキープする役割を持ちます。
■ リップ
1.2mmの高強度基盤リップを採用。ややこしいスポットへのキャストや水中の障害物に対して果敢なアプローチを可能にします。
また、ボディ一体成型のABS製リップより強度が高いことで薄くすることができ、ロッドワークによるアクションレスポンス向上に貢献します。
■ フック
スモールサイズながらビッグトラウトにも動じない高強度トレブルフックDECOY Y-F33B #12番を標準搭載。
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