ガイドの取り外し方
ガイドの取り外し手順
準備
用意するものは、ライター、カッターナイフ、アクリル板(プラスチックの定規でもOK)です。
ライターとともにヒートガンがあればより作業性がよくなります。
ガイドのコーティングを熱する
ライターでガイドの足部分を熱します。
熱しすぎますとブランクを痛める可能性があります。
小さいガイドは短時間で、大きなガイドは長めに熱するのがコツです。
カッターでコーティング剤・スレッドを剥がす
熱することでコーティング剤が軟化します。
冷えるとまた硬くなりますので手早くカッターでスレッドもろともコーティング剤を剥がします。
ガイドの足の上を滑らすようにカットすることで、ブランクに傷をつけることを防げます。
ガイドを取り外す
ガイドの足の上のスレッドが取れれば、簡単にガイドを取り除くことができます。
取れにくい場合は軽くライターやヒートガンで熱することで取り除くことができます。
ワンポイント
アドバイス
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ヒートガンを使用するとより効率的に作業ができます。
温度はライターの火よりは低いですが、350~500度ほどになり広範囲を一気に加熱することができます。
熱しすぎますとブランクの樹脂は軟化します。
その時に力が加わりますと簡単に竿は破損してしまいますので注意してください。
またヘアドライヤーも使用することができます。
熱量が足りない為、時間はかかりますがヒートガンよりも安全に作業をすることができます。
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スレッドの除去
残りのスレッドを取り除きます。
この時も熱することで剥がしやすくなります。
スレッドの巻方向を確認しながら除去していきます。
この時コーティングの破片が飛ぶことがあります。
この破片は目に入ることもありますので、十分注意して作業してするようにしてください。
コーティング剤の除去
スレッドの除去ができたら、コーティングの残りを取り除きます。
ライター、ドライヤー、ヒートガン等で軽く熱しながらアクリル板やプラスチック定規などで少しずつ除去していきます。
最後にアルコールやシンナーなどで拭くことでより綺麗になる場合があります。
これら溶剤を使用する際は竿の表面を傷めることが無いか試してから行うようにしてください。
ワンポイント
アドバイス
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ガイドを外した際の取り跡は残ってしまう場合がほとんどです。
ガイドの取り付け位置が変わる場合は剥がし跡を隠すことができません。
機能的には全く問題は無いですが、これを綺麗にするには再塗装をすることとなります。
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