竿作り・修理の知識【リールシートの選び方】
リールシートとは、竿にリールを固定するパーツの事で、リールの足を掴む部分をフードと呼ばれ、リールシートは大きく
プレートシートとパイプシートに分けられます。
プレートシートの特徴は、フードをスライドさせてリールを固定し、エサ釣りに使用されます。
パイプシートの特徴は、フードがナット式になっているため、パイプタイプのフードのみフードナットと呼ばれ、フードナットを回転させてリールを固定し、プレートタイプよりも強度があり、竿を持ち、操作し続けるルアー釣りに主に使用されています。
フードナットの種類
パイプシートの中で、大きく分けてフードナットの種類がSDタイプとKNタイプが存在します。
SDタイプはフロントグリップと分離しており、ナットのみでリールを取付けます。
KNタイプはKDPSタイプとも呼ばれ、フロントグリップをフードに接着し、グリップを回してリールを取り付けます。グリップの長さに合わせてカットして組み立てる事がほとんどです。
ブランクタッチのリールシート
ベイトリールシートの中には、感度を向上させるブランクタッチが出来るリールシートが存在し、パイプシートの内径とカーボンパイプの外径をピタリと合わせる必要があります。
各パイプシートの特徴
■スピニングタイプ
| DPS |
汎用性の高いロングセラーのパイプシート。オーソドックスでサイズも豊富
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| VSS |
現在スピニング用では最も需要の多いニュースタンダード。操作性の向上を追及
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| IPS |
VSSの前身で、長さが短くライトゲームの釣りに使用される事が多い
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| TVS |
キャスト精度を追及した次世代リールシート |
| SKSS |
グリップフィーリングにこだわった超軽量セパレートシート
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■ベイトタイプ
| TCS |
ブランクタッチを好まない方のスタンダードモデル。16~18までのサイズあり
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| ECS |
初のブランクタッチ搭載のシンプルなデザイン。外径27mm
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| ACS |
キャスト精度を追及したブランクタッチリールシート。外径28mm
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| PTS |
操作性とキャスト精度を追及した次世代モデル。サイズは17のみ
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| T-DPS |
強度や太さにこだわったモデル。ジギングに使用されることが多い
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| PLS |
『握りやすく力を入れやすい』形状。ジギングに使用されることが多い
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適正サイズは?
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サイズ
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ルアーロッド
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船竿
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| 16 |
一般的なバスロッド
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アジ、サバ、太刀魚などの水深100m以内(ブランク元径8~9mm)
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| 17~18 |
ヘビーバスロッド
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イサキ、真鯛、ヒラメなどの水深150m以内(ブランク元径9~10mm)
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| 16 |
エギングロッド
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青物(ブランク元径11~12mm)
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| 16~18 |
シーバスロッド
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中深海(ブランク元径12~14mm)
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| 18~22 |
ジギングロッド
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カツオ(ブランク元径13~14mm)
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