FUJIガイド/サイズの見方
富士工業のガイドを購入いただく際は、以下の点にご注意ください。
1.リングサイズは、ガイドリングの内径・外径を表しているわけではない
2.リングタイプによって、同じリングサイズでも、形状や内径・外径が変わる
特に「1」はよく勘違いされることがあります。
それではカタログの表を参照に、詳しく説明します。
下の表はトップガイドになりますが、他の糸縛りガイドもテレガイド(遊動ガイド)も基本的には同じです。
ただ、トップガイドとテレガイドはリングサイズの横に、「パイプサイズ」が追加されます。
まず「①リングタイプ」の説明です。
今現在、リングタイプは、リングの素材に合わせて以下の種類があります。
リングタイプによって、サイズが同じでも内径が変わります。
内径が変わるということは肉厚が変わります。
より強度が必要な釣りに使用するガイドは、肉厚が厚くなります。
SiCリングを例にしますと、
S
< J < LH < H
の順で、右に行くに従い肉厚が厚くなり、より大物仕様のガイドとなっていきます。
※「D」はテレガイドの楕円リングとなります。
次に「②リングサイズ/パイプサイズ」の説明です。
まずパイプサイズですが、これはトップガイドと、テレガイド(遊動ガイド)のみに存在する数値です。
トップガイドの場合、「竿の先端部分を挿し込む部分のパイプの内径」を表します。
トップガイド/T-KGST
4-1.0
このような表記の場合、「4」はリングサイズ、「1.0」はパイプの内径を表します。
実際にトップガイドを購入される場合、取り付ける箇所の外径がぴったり1.0mmの場合は、一回り大きい「1.1mm」選択しないと入りません。
また竿先を少し削ることができる場合は、カッターやヤスリで加工することで、1.0mmでも取り付けることができるようになります。
その点をよく理解して、サイズを選ぶようにしましょう。
テレガイドの場合は、「竿に通す穴の内径」を表します。
テレガイド/PKWMSG 16-8.2
このような表記の場合、「16」はリングサイズ、「8.2」はパイプの内径を表します。
つまり、外径が8.2mmの箇所に、固定したいときに選ぶサイズとなります。
次にリングサイズの説明です。
一番間違いやすいのがこのリングサイズです。
リングサイズの数値は、ガイドの内径、外径等を表しているわけでなく、単に規格を表したものとなります。
その為、正確に寸法を知りたい場合は、カタログに掲載されている「リングサイズ寸法表」を確認する必要があります(※以下表を参照)
まずは、使用するガイドの「リングタイプ」を調べます。
その後、そのリングサイズの数値と交わる箇所の数値を見れば、リングの外径・内径・幅等の確認ができます。
最後に「③」の数値に関してです。
これはフレームの各箇所のサイズを表しています。
トップガイドではさほど気になることは無いですが、その他のガイドでは、足の高さなど、実釣に影響する部分の数値も確認できます。
必要に応じて確認してください。